待ちに待った瞬間(とき)。祝☆J1リーグ初制覇!
決して"横綱相撲"という訳ではではない。
元旦の天皇杯決勝、ルヴァン杯決勝、ACLベスト8のアウェイ浦和戦。
リーグ戦に至っても勝ち点「3」を「1」に落としてしまう事もあった。
最終節を前に首位鹿島との勝ち点差は「2」。得失点差で大きく突き放しているとはいえ、フロンターレは勝利が絶句条件、鹿島が勝ってしまえばまたもや「シルバーコレクター」の称号が増えることになる。
私自身は気負う事もなく、優勝出来ればラッキー位な気持ちで臨んでいたのでその瞬間はただただビックリ、からの大号泣でした。
風間さんからオニさんに引き継ぎ約5年、ようやく"自分達のサッカー"が実になり花が咲いたのです。
クラブ創設21年目にしての初タイトル、何度も苦い想いをし、悔し涙を流しようやく掴んだ、待ちに待ったタイトルがリーグタイトル。
もう言うことなしです、最高です。
最終節の大宮戦は、相手がJ2降格が決まっていたとはいえ簡単に勝てる相手ではありません。
しかし蓋を開けてみれば開始1分の阿部ちゃんのゴールに始まりユウのハットトリック、タツヤの締めのゴールで5ー0の圧勝、"超攻撃的サッカー"を遺憾なく発揮し鹿島が引き分けで終わった事で悲願のタイトルを手に入れる事が出来ました。
今季は大宮戦の様に攻撃で圧倒する勝ちがあれば、アウェイ鳥栖戦、ホーム仙台戦、劣悪ピッチで試合したアウェイ柏戦と何としてでも勝ち点をもぎ取る、勝ちへ導くといった粘り強い試合も出来る様になりました。と同時に、残り3節を無失点で終えられた様に劣勢でもしっかり守備陣が抑え勝ちに持ち込む、今までのフロンターレには見られなかった我慢強さ、忍耐力も感じました。
毎年新しい選手達が加入してはフィットするのかに気をもみ、怪我人が多数出れば心配し。
もちろん今年の開幕時もそうでした。しかし最終節では足にテーピングを巻いてプレーしてくれた選手もいた中、今季のベストメンバーで臨む事が出来た。
頑張ってくれた選手達には感謝ですし、いつ出番が来てもいいようにしっかり準備し期待に応えてくれたサブメンバーにも感謝です。
みんなで掴んだ初めてのタイトル。本当によくやってくれました。
私的には、やはりその中でも突っ伏せる位の男泣きをしていたケンゴには感慨深いものがあります。
ルヴァン決勝で勝てなかった時には本当にこのまま無冠で現役生活を終えるのではと思いましたが、その1ヶ月後にこんな最高のご褒美が貰えるなんて、想像もしていませんでした。
今季からゲームキャプテンを担ったユウ、最終節では自信初のハットトリックを決め得点ランキングトップに立ち堂々の得点王にMVP。出来すぎだね、キャプテン。
ピッチでは最前列で奮闘、ゴールを決める事で俺に付いてこいと言わんばかりのプレーを見せてくれました。頼もしい限りです。
リーグ優勝を成し遂げた事で選手全員で登壇したJリーグアウォーズ、2階建てバスに乗っての優勝パレード、優勝関連雑誌に記念グッズ。
今まではどれもこれも羨ましく思えていた、というより憧れていた。
それらが実現出来て喜ばしく、誇らしくも思えます。
来季は"王者"として迎え撃つ訳ですが、まだまだたった一つ手にしただけの初心者です。
試されるのはこれからだと思います。
なぜなら、リーグ制覇しても降格争いに巻き込まれる、降格してしまうチームもあるからです。
前年覇者としての恥ずかしくない闘い方もありますが、やはりここはまた初心に戻り改めてチャレンジャーとして臨んでもらえたらと思います。
最後に、川崎フロンターレを支えてくださった全ての皆様、川崎フロンターレを心から愛してくださっている全ての皆様へ、優勝おめでとうございます。
本当に良かったですね、私も暫くはこの余韻に浸っていられそうです。