すべてはこの日の為に・・・2014FIFAW杯ブラジル大会グループリーグ第１戦vsコートジボワール戦に向けて。そして、ケンゴのこと。
日本時間で１３日の金曜の未明ブラジルにて４年に一度のサッカーの祭典、W杯が開幕した。
開幕戦は地元ブラジルとクロアチアとの闘い。オウンゴールでブラジルが先制を許すも前半の内にネイマール選手のゴールで追い付き、後半には逆転追加点と終わってみれば３ー１でブラジルが勝利した。
明日はいよいよ日本の出番、グループリーグ初戦の相手はコートジボワール。
ドログバやヤヤトゥーレなど上手そうでゴツそうな選手達が沢山いそうです。
本戦前の最後のテストマッチで仮想コートジボワールのザンビアと対戦し、４ー３で勝ちましたが課題は残されたまま。
得点力が上がって来たと同時に失点も増えてきた。２試合連続で先制点を取られてる。一部の選手達のコンディションも心配です。どうやって太刀打ちするのか・・・
個でかなわぬなら組織で、その分相手より沢山走らないといけないでしょう。危険察知もいつもより読み良く、パスコースシュートコースを消す、パワーがあるからミドルもガンガン打って来るかも。
幾つも上げていったら切りがないのですが、相手も100%以上の力で来るでしょうから、こちらも120%、150%で対抗しないといけないでしょう。しかし相手だってミスもするかもしれない隙もありそう、集中力が切れる時もあるはず。
臆する事なくすかさず突いていきたいですね。そして先制点は渡したくないです、なんとか勝ち点を取ることを考えて臨んで欲しいものです。
それから、兼ねてから記しておきたいと思っていたことがあります。
もう１ヶ月前の事になります、W杯２３人のメンバー発表があり私を含めたフロンターレのファンサポーターが待ちわびていたその瞬間。
特に昨年から今日までのヨシトとケンゴの活躍度合いを見れば２人揃っての選出は確実と思っていた。
しかしザッケローニ監督は”オクボと言うことがあっても、””ナカムラケンゴ”と言う事はなかった。メンバーに入らなかったことを改めて思い知らされた時の残念さ悔しさ無念さ。
それはケンゴ本人も同じ想いであったのではと察します。その日の移動中のバス車内の様子が何度となく放送されましたが、その時のケンゴの表情を見るとやるせないです。
３年前、フロンターレは風間八宏氏を監督に迎えケンゴ自身もサッカーが楽しいと成長したと言っていた様に、また自らを”中村史上最高”と証しているようにプレーに磨きがかかりチームでも結果を残し充実した選手生活を送っていたと思います。
手応えもあったでしょうし自信もあったと思います。しかしザッケローニ監督から名前を呼ばれる事はありませんでした。
代表では、本田選手が怪我の時はトップ下に入ったり香川選手や岡崎選手との相性も抜群、途中交代で入ればそのメッセージ性は言わずとも”点を獲りにいく”こと。何故なら縦にボールが入るから・・・局面を変えられる、周りの選手達を活かせる。
ややフィジカル面では不安があるかもしれませんがそれは心技頭で、スピードと判断力で充分補えるとも思っていました。
”若さ”と言うのであればそれはそれで仕方がないですが、若さは時としてプレーの邪魔をする事もあるように感じます。そこは経験豊富な選手の方が良いようにも思うのです・・・
本人のブログにも「なにもかもどうでもよくなった」と言っていましたがその気持ち、わからなくもないです。今までやって来たことが全て否定された、そんな風にも捉えられた気もします。
それでも南ア大会から４年間やって来たことに間違いはないと思います。２３人に入る事は叶わなかったけれど、まだまだ選手として成長出来るでしょうしやり残している事もある、クラブにタイトルをもたらす事。この大きなミッションに向けてより一層邁進していって欲しいです。
私も出来る限りスタジアムに出向き後押しし続けたいと思います。共に闘う為に、共にタイトルを掴む為に・・・
さあ、４年に一度のW杯、皆がこの時を待っていました。経験を積みに行くのではなく結果を残せる様に。
頑張れ、ニッポン！！
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