最後まで失点が足を引っ張る。ACLラウンド16第2戦vsFCソウル戦。
先週ホームで行われた第1戦は2ー3で逆転負けを喫し、アウェイゴールを3点も献上。
アウェイ第2戦では2点差以上の勝利が必須、今のフロンターレなら十分可能だと想った。
ゲームは序盤から動き前半8分エスクデロ選手に決められ先制点を奪われる。
個の上手さを認めてしまえばそれまで、立ち上がりの大事な時間に失点してしまった事、防ぎ様がなかったのか、こちらの人数も足りていたように思えます。
相手は第1戦の前半同様守備に人数をかけ、隙あらばカウンターから得点しようとしていたようだ。そして時折見られたパス回し、出して動くのプレーには巧さも感じた。
そして前半29分、ユウがピッチ中央付近で相手ボールをかっさらいそのままドリブルで駆け上がり落ち着いて流し込みゴール!同点に追い付いた。前半はそのまま1ー1で終了。
後半に入っても相手は守備バランスを崩すことなく、フロンターレはあと2点、取りに行くしかない状況。
ゴール前に人数をかけられ何度もチャレンジするも時間が経つに連れて疲れから足が止まり始めたみたいだ。
相手もしっかり守備ラインに人を残し、チャンスとあらば一気にギアを上げ攻め込んでくる、うちの弱味でもあるサイドを突いて来る。
そんな中26分にケンタロウに替わりマサキ投入、ケンゴを1列上げた。
それでもまだゴールを奪えない。更に40分、ソウタに替わりモリシ投入。あと2点、どうしても取りたい。
そんな後半アデショナルタイム、モリシの技ありゴールでようやく逆転。
ヨシトの代表選出に自分も頑張らないとと奮起したモリシの意地のゴール、フロンターレの意地のゴール。
しかし残された時間はあとわずか。
相手もボールを保持したり選手交替で時間を費やし試合終了。
第2戦では1ー2とアウェイで見事な逆転勝利をおさめるもトータルスコアは4ー4、アウェイゴール数で1点届かず4年振りのACLはラウンド16で終戦となった。
かえすがえすもホームでの3失点、アウェイでの失点が最後まで影響してしまいました。
守備を攻撃で上回る、そうは言ってもやはり失点してしまってはなんにもなりません。
その攻撃でさえ、時には封じ込まれてしまいます。攻撃は水物です。上手く噛み合わない時もあります。そうなって歯が立たないようではいけないと思います。
相手のFCソウルは強かだった、戦い方をハッキリさせ自分達の強みを見せる事が出来たのではないでしょうか。
昨年オフに主力選手が抜けKリーグでは低迷している様ですが、そんなそんな。十分個の力で闘えていたのではないでしょうか。
2月26日、予選ラウンドから始まりリーグ戦との平行開催、連戦の疲れと移動の疲れ。そして前日のW杯の代表メンバー発表。
ヨシトは祝福メールの返信に追われ、ケンゴは明け方まで眠れなかったとか・・・
私個人として「4年振りのACL、経験だけで終わらすな、結果を残そう」と言う想いで可能な範囲で等々力にも参戦しました。そしてラウンド16での敗退。
サッカーを変え監督選手も変わり、マイナスからスタートした今のフロンターレ。結して満足な結果ではないですが過密日程 を乗り切り頑張ってくれた選手達を誇りに思います。
ラウンド16での敗退を受けて、改めて自分達の立ち位置がわかったのではないでしょうか。
まだまだなんでしょうね、きっと。
それでもアジアにフロンターレのサッカーを見せつける 、アジアの一番高い所を目指していた事は事実だと思います。
もっともっと、選手個人としてフロンターレというチームとして成長しなければいけないです。
しかし厳しい状況を闘い抜いてきた事は何物にも変えられない、選手達の成長の糧となってくれると思います。
もっと強くなれ、たくましくなれ、大きくなれ・・・
そしてまた来年、この舞台に戻って来ましょう。
その為に日曜日の神奈川ダービーFマリノス戦、中断期間前のラストゲームをまずはしっかり勝ちに行きましょう。
もう来年のACL挑戦に向けて闘いは始まっています。