”メモリアルゴール”を許すも”ホッ”とした勝利☆第93回天皇杯2回戦vs高知大戦
今年もいよいよ、フロンターレも天皇杯に向けた闘いが始まった。
初戦は2回戦、相手はサネの母校高知大学。
11年連続18回目の出場、率いる野地監督は36年の長きに渡り高知大の監督をなさっているとのこと、凄いですね。
リーグ戦とは違いヤンフロ達が多くを占めたスタメン。大学生相手だけどきっちり勝ちをモノにする事が出来るか?
キックオフ早々にFKでチャンスを与えてしまうが前半10分、アランの突破からPKをGET。自ら決めて公式戦初ゴールを決める。
その後も大きなチャンスもなくグイグイ来る高知大相手にちょっと苦戦したかのように見えた前半も1-0で終了。
後半は見どころ満載でしたね。後半6分、Jリーグ入りを目指していると言う塚本選手の突破に公式戦初出場のロブソンが対応しきれず、深い所からの折り返しに合わせた出口選手が合わせてゴール。
高知大は天皇杯ではフロンターレが5度目のJリーグとの対戦で、今回フロンターレに初ゴールを決めたそうだ。
初ゴールを献上したフロンターレ・・・
敵ながら「アッパレ」と言いたいですけど、それを聞いてしまうと反対にフロンターレには「喝!」でしょうかね。
1点取ってさらに加勢してきた高知大でしたが後半19分、アキトのFKからナツがヘディングで合わせてゴール!フロンターレでの公式戦初ゴールを決めた。
トリッキーなFKには驚かされましたしナツもよく決めてくれました。
さらに後半22分ソウタのパスを受けたアランが左サイドを突破して自ら打ったシュートがゴール!
なかなかリーグ戦でゴールを決められなかったアランだったけど、これで一皮むけてくれるといいですね。
3-1となってプレーが落ち着いたのはフロンターレだったけど、攻撃の手を緩めなかったのはフロンターレではなく高知大。マサキ、ノボリ、自ら志願としたというヨシトも出てきたフロンターレに対しあくまでも点を取りにいく姿勢を見せてくれた事は称えたい。
見せ場も沢山ありました。
ヨシトが出てきた時、敵なのに喜んでくれた高知大の応援の皆さん、微笑ましい光景でした。
試合はそのまま3-1でフロンターレの勝利、Jの面目躍如といったところでしょうか、1失点は余計でした。
試合終了後の和やかな雰囲気は天皇杯ならではの光景ですね、赤いユニフォームの中に一人だけ青いユニのサネがいて、高知大はサネのチャントも歌ってくれました。
失点した時はふろん太くんではありませんが多少は焦りましたが、勝たなくてはいけない相手にいかにして勝つかと言う事の難しさを知れた試合だったと思います。
練習試合ではない、負けたら終わりのトーナメントだから。
正直、ホッと一安心した勝利でした。
高知大からサネに続くJリーガーが生まれることと、またいつか対戦できる事を楽しみにしています。
この勝利により3回戦は勇介のいる東京Vとの対戦が決まった。
これは感慨深いです、等々力に勇介が来ると言う事とヴェルディと対戦すると言う事。
いま、”川崎”を名乗るフロンターレにとっては思う所もあるでしょうから。
絶対に負けてはいけない相手です。